友人のドキュメンタリー映画監督が原発事故を題材に撮影したドキュメンタリー映画が間もなくRhode Island International Film Festival 2012でプレミア上映される。(先日外国特派員協会で試写会があった)
3月、彼に同行して南相馬まで取材に行った。現地に行く事と、宿泊・行き帰りのスケジュール以外、事前に決まっていたことは全く何もない。現地に着いたら、失敗も含めてその場で起きる物事のまま撮影を進めていく…という極めて即興的でシンプルなやり方だった。彼と取材して回った経験は僕にとってすごく刺激になった。
普段の仕事では、全てのことが前もって決まっているのが当たり前。そもそも偶然を頭で考えることはできない。でも、世の中で予め決まっていることがどれだけあるのだろう。どんなに準備しても駄目なものは駄目だし、ほとんど可能性がなさそうでも偶然が重なってうまくいくことがある。自分にできる準備をしたら、あとは流れに任せて良い事も悪い事も自分のものにするしかない。
南相馬でも、途中で道に迷って時間を潰したから、別の場所でたまたま居合わせた人によい話を聞く事ができたし、その後自分も取材をすることができた。最近もまず予定が合わないだろうという人達と結局会う事ができた。どうなるか分からないということがいちばん自然な気がする。
(写真は去年、大阪へ原子核物理学者を取材に行った時。地震で電車が大幅に遅延した)
