Oct 11, 2011

どうやって自分を覚えてもらうのか

僕は独立するのが早過ぎたせいか、些細な事がとんでもなく厄介な問題になってしまうことが多々あった。

その中でも、どうやって自分を相手に伝えて(結果的に自分に関心を持ってもらうか)ということには今でも結構悩まされている。

フリーである以上は顔が広いほうがいい、という思いは独立以前からはっきりと持っていた。だから、目的があろうがなかろうが、昔からパーティやレセプションといった大きな場から、もっと小さなグループの場まで、様々な人に遭遇できる場にはなるべく足を運んだ。

が、しばらくの間は何にもできずにただ1人で場を眺めていることばかりだった。
ろくに実績の無い人間が、いっぱしのプロフェッショナルな人達に覚えてもらおうとしても中々うまくいかない。それに、間をうまく取り持ってくれる人もなかなか見つからない。

自分の場合、「元・○○」「どこどこの出身」という肩書きはほぼまったく使えなかったし、何となく所属意識を持てるグループもなかった。その上、自己プロデュースもイマイチうまくなく、ビックリさせるような作品を生み出すような特別な才もない。

ただ、何もできない頃にやっていたことを今振り返ると、それなりに意味があったような気もする。

なるべく関係者の顔を覚えて、どういうグループに属してどういうつながりを持っているか、ざっとイメージできるようにしておくこと。展覧会であれば作品と出展者は絶対に覚えておき、後で調べあげておくこと。第3者から用件を預かってその場で実行してくること。必要であれば素人のフリをしてそれとなく大事な事を聞いてみること(その時にどんな応対をされるかもよく見ておく)有名な人には多少リスクを覚悟で率直に自分の言葉でものを話すこと。

要するに、何とかして最初のとっかかりを掴み、1つ掴んだら、それを何とかして別の可能性に結びつける…ということの繰り返し。やっているうちに段々とオプションが増えていく。

「何とかする」のが最も難しいところではあるけれど…。